すべての人にアートを

仙台を拠点に活動するNPO法人アートワークショップすんぷちょの活動ブログです。

みんな、歯車のひとつ

6月17日のオドリノタネ。

この日も、親子で、単身で、兄弟で、友達同士で、沢山の方においでくださいました。

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 最初は、いつもの通り、自己紹介。
この日のお題は「今日の自分の骨の色」???
骨の色、なんて、考えたことないけど。 それでも、皆さんから出た答え。 グレー、白、青、金色、スケルトン? 骨の色で、何となく、みんなのことが、分かったような気がする。

引き続き、歩きながら、出会った人同士、イエイ!でタッチしながら、挨拶。
何となく、みんなと近しくなったような気がする。

そして、いつものゲーム、または、初めてやるゲーム。いつものダンス。 お馴染みの人も、初めてする人も、みんなとやると、楽しくなってきた。

ファシリテーターのみかさっちから新しい提案。 みんなが、機械の動きをして、それを、集結させてみよう!

なんだか、不思議な提案だけど、みんな、やってみた。
何だか、シュールだけど、何だか、かっこいい。
動きはバラバラだけど、みんなが集まると、ひとつの動きに見えてきたよ。

youtu.be

歳も、性別も、住んでる場所も、境遇も、バラバラ。
今日のオドリノタネに参加したという、共通項だけ。
それでも、何だか、美しいのは、何故だろう?

色々と、区別したり、差別したり、優劣したり。
でも、みんな、この社会に存在し、この社会を動かしてるんだ。
歯車っていうと、なんか、かっこ悪いけど、誰がが欠けると、動かないんじゃない?
そして、オドリノタネは、オドリの花を咲かせたい!という、皆さんで、動いてます。 歳も、性別も、住んでる場所も、境遇も、バラバラ。 それでも、なんか、毎回、軽快に動いちゃってる、不思議な場所なんです。(さとうじゅんこ)

自閉症の子どものための感覚演劇「ちいさなうみ」稽古日誌

クラウドファンディングでの資金をもとに、製作に入っている自閉症の子どものための感覚演劇作品のタイトルが決まりました。(プロジェクトページはこちら→

readyfor.jp

フラットシアターシリーズ「ちいさなうみ」です。

海をモチーフに、子ども達の様々な感覚にアプローチしながら、歌いかけ、優しく寄り添います。
フラットシアターシリーズはオイリーカートからの学びをもとに、自閉症、重度重複障害、幼児向けの演劇作品を製作するシリーズです。
今回はシリーズの第一弾であるちいさなうみの創作過程を少しだけご紹介します。
(おいかわたかこ)

■素材選びは感覚選び

製作のはじめは、ありとあらゆる素材を使ってどんな感覚と使うかの研究をしました。

綿、しゃぼんだま、うちわ、風船、木の実、枝、泡、柔らかい布、水を入れたペットボトル、コーンスターチを水で溶いたもの、スパンコールなどなど。

俳優同士でそれぞれが選らんだ素材を使い、短いショーを作って見合いながら、その素材がどんな感覚に訴えかけるものか研究しました。

 

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出演者の1人、飯沼由和さんはペットボトルに水を入れたものを使って、海の中を泳ぐキャラクターになりました。「あわあわ、あわあわ」と言いながら、水の音を響かせます。のちに飯沼さんは「あわあわさん」になりました。仙台を中心に活動する俳優である飯沼さんは、低音の素敵な声をもっています。その声で響かせる「あわあわ」は、深い海の底から聞こえてくる地底の声のよう!
その他の出演者もそれぞれ「もふもふさん」「ひゅーひゅーさん」「ざらざらさん」と命名!素材から連想される音をおのまとぺを使ってキャラクターに近づけていきました。

■展開にかかせない「歌」

台詞で物語を進行していく通常の演劇と違って、場面の展開や進行に「歌」をたくさん使います。今回音楽を担当しているのはコントラバス奏者の勝本宣男さん。普段はジャズのベースを担当しています。
演出の西海石みかささんが作詞、勝本さんが作曲した歌は、優しい3拍子、ブルース調、親しみやすいハ長調、などバラエティ豊かでどれも素敵な曲ばかり。今回の俳優陣は女性2人、男性2人なので混声2部合唱にアレンジしていきました。

youtu.be

 ■試して、試して、つくる

今回の創作過程では、俳優が実際に自閉症の子どもたちが通う施設にお伺いして子ども達に短いショーを体験してもらっています。これは使っている素材の使い方の研究や、子ども達の反応をみながらショーを組み立てていく目的をもっています。

研究にご協力いただいているのは、松森にある放課後等デイサービス「もりのひろば」さん、若林にある「あゆみ」さんです。
感覚というのは刺激された当人が強く感じるもの。演じる側の「たぶんこうだろう」というのは予想でしかありません、達成したいのは当人が「感じて」「楽しむ」こと。だから、どこまでも子ども達の感覚に寄り添う必要があります。

構成を考え、試し、反応を観て、改良する、ビジネスでいうPDCAをフル回転しております!

■公演情報解禁!

このような感じで創作中の「ちいさなうみ」ですが7月に公演を行います。
クラウドファンディングでの寄付者の皆様へはこの公演を含めた報告書を送付予定です、リターンについては今しばらくお待ちくださいませ。お楽しみに!

フラットシアターシリーズ自閉症の子どものための感覚演劇「ちいさなうみ」

日時:2017年7月25・26日(火・水)

場所:せんだい演劇工房10-BOX box3
定員:一回の公演につき6組
演出:西海石みかさ
出演:飯沼由和、川熊美貴、佐々木大喜、渋谷裕子
音楽:勝本宣男
美術:関本欣哉
プロデューサー:及川多香子

※その他チケット情報などは後日リリース予定

 

 

 

ARABAKI ROCK FEST17楽器つくりワークショップを実施しました!

毎年この季節、みちのく湖畔公園で開催される野外ロックフェス「ARABAKI ROCK FEST」にて、手作りの楽器を作ってみんなでパレードするワークショップを4月29日(土)~30日(日)の2日間開催しました。

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お天気に恵まれた2日間、用意した100組の材料は1日目に7割が無くなり急遽買出しに出るほどにすんぷちょブースは大盛況でした。2日間でおよそ170組の親子が参加してくれました。

作った楽器は3種類。

YAMAHAから発売されている練習用トランペットマウスピースとホース、クリアファイでつくる本格派!「チューベット」

・ペットボトルで作ってだれでも音を鳴らせる「カズー」

・そしてY字の木の枝に、ビールの王冠やビーズをつけて振って音を鳴らす「ガチャガチャ」

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ワークショップに参加したみなさん、キラキラシールやマスキングテームを巻いたり、グルーガンでぽんぽんや木の実をつけたりしてそれはもう1人1人個性の光る楽器を作っていました。

チューベットは本物のトランペットの練習用マウスピースを使っているので、音を出すのは一番難しいのですが、普段からトランペットを吹いているスタッフがコツを教えるとたくさんの人が音を出せていました。これを機会に金管楽器をはじめる方が増えるかもしれませんね!

こどもだけでなく、大人も楽器の装飾にはまってずっと作り続けていたり!
売り切れ終了間際にきた4人組み女子たちはそれはそれはキラキラ可愛い楽器をじっくり作っていました!

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 このワークショップでは親子で立ち寄れて、歩き疲れた脚を休めながら、ゆったりモノ作りに取り組んだり、楽器の音の出る仕組みを知ったり、合奏やアンサンブルの楽しみを発見する目的で企画しました。

またスタッフには仙台の演奏家のみなさんが2日間協力してくださいました。本当にありがとうございました!

このワークショップ、過去には定禅寺ジャズストリートフェスティバルで実施しました。子連れでも様々なイベントを楽しめるよう、今後も色々な企画とコラボしていきたいと考えています。ご依頼お待ちしています。

 

また、今回初出展のすんぷちょはテントが通常の半分サイズで、オープンと同時にお客さんが溢れて一時受付をストップする事態となりました。

そんな時、隣のブースだった「仙台スラックライン」のみなさんが、テントの半分を提供してくださり、作業スペースを広げることができました。スラックラインの皆様本当にありがとうございました。

次回の楽器ワークショップは下記のイベントで行います、ぜひ起こしください!
teniteo主催「ハハノワ」
5月28日(日)10時~16時
場所:錦町公園(仙台市)

hahanowa.jp

 

 

つくしはつんつん

開花宣言から1週間。すっかり満開の桜が、輝かしい日。
会場となった10‐box付近でも、お祭りや催しがあり、とても賑やか。
 
新年度最初のオドリノタネは、参加者7名と、いつもより控えめでしたが、
花見会場に負けないぐらい、熱かったですよ。
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オリジナルマイポーズ付きの自己紹介。
お互い のポーズをしながら、名前を呼び合う。
音楽に合わせ、自由に歩きながら、出会った人と、イエイ!
初対面同士でも、いつの間にか、前から知ってる仲間に思えてきたよ。
 

 

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最後の1個になるまで椅子が減らされようと、みんなが協力して座るイス取りゲーム。
音楽に合わせ、今朝、朝食で食べたものを、踊るダンス。
相手の人を、粘土のように、手足や身体全体を、自由に動かす創作。
 
 
えー?こんなことやるのー?って最初思っても、思い切ってやれば、できちゃった。
オドリノタネお馴染 みの曲に合わせて、ダンスタイム。
ハードなロックの曲から、盆踊り風の曲まで⁉
ダンスなんて、やったことないし、運動も苦手だけど、踊ってみたら、超楽しい!!
 
一般的なダンス教室のように、オドリタネは、正確に振り付けを覚えなくていいけど、
自分自身は、どう動きたいのかな?ということを、よく考えます。
 
でも、そこには、正解、不正確はなく、経験、年齢なども関係ありません。
何気なくやったことが、面白い!いいね!と褒められたり、
小さい子どもが、一番カッコ良かったりします。
やりたくなかったら、ただ 、見ててもいいし、
やりたくなったら、もっと、こうしてみない?って、提案してもいい。
 
ちょっと、変わった、ダンスの時間。
でも、気にいれば、ずっと、通いたくなっちゃうみたい。
この日のファシリテーターの、西海石みかささんが、春のわらべ歌を紹介してくれました。
 
つくしはつんつんかおをだす
 
わらびはわらってかおをだす
 
たけのこたちまちかおをだす
 
なめこはならんでかおをだす
 
きのこはきのねにかおをだす
 
 
 
オドリノタネ、3年目の春 。
 
雪解けの土から、力強く、春の光をいっぱい浴びて、
今年も、オドリノタネから、沢山の芽が、育ちますように。(さとうじゅんこ)

オドリノタネ・ワクワクノタネ

暦の上では春でも、まだまだ寒い毎日。
3月25日のオドリノタネ。
こんにちは〜寒いね〜思わず言葉がでてしまうくらいの冷えた室内。暖房をいれても寒い。
本日、14名の参加(大人7名・子供7名うち障がい者3名・障害児4名)
ファシリテーターは西海石みかささん。
始まりの体操は子供の動きを真似る⁉︎
子供の激しい動作を真似る。それはそれは賑やかなくらい真似る動きが沢山あって、寒い室内があっという間に暖かくなり、冷えた体もポカポカになりました。
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そして、手の甲にコインを乗せて、相手のコインを落とし合うゲーム。大人も子供も汗をかきながら夢中になって、コインを落とされてたまるかと、走る!走る!
ダンスでは、小さな子供達も怖くないように。座った低い位置でのダンスもありました。
本日は赤ちゃんから大人までの参加。年齢も様々で、まだ歩けなくても首と目はしっかり動きを追っていて、キラキラした瞳で見てくれている赤ちゃん。途中で眠くなってしまったのかな?ママの抱っこで安心する男の子。そんなチビッコの面倒を見てくれるお兄ちゃん、お姉ちゃん達。
踊る大人達に子供達。
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お馴染みの音楽のなかで、今日はきょうしかない、実にたくさん動きがうまれた、自由なオドリノタネでした。

たくさんの人がいるという事は、たくさんの手があって、目がある。そこにはたくさんの安心がある。誰かが話を聞いてくれいて、誰かが手を差し伸べてくれている。
今日会った人達はオドリノタネを共通に集まってくれた人達…仲間である。
年齢もさまざま、個性もさまざま、関わり方もさまざま。それだけでワクワクしてしまう。今日はどんな事をするのだろう。今日はどんな出会いがあるだろう。
そして次のワクワクが楽しみになる!そんなオドリノタネです。

最後は笑顔で『またね!』

次回のオドリノタネは4月15日BOX5です。
あなたもワクワクの仲間入りしませんか?(しらとりしほ)

すんぷちょブログを引越しました。

これまでお世話になった河北オンラインコミュニティのブログから、はてなブログにお引越ししました。

これまでの記事のインポート(引越し)をしたのですが、写真画像は引越しできなかったようです。。(涙)これから手作業で1つ1つ写真を挿入していきます。

こちらのブログでもどうぞよろしくお願い致します。

手と手をつなげば芽がでるぞ

3月11日 オドリノタネの報告です。

3月11日という日を、みなさん様々な思いで迎えられたことと思います。
そんな日にオドリノタネに参加して感じたのは、限られた時間ではあるけれど、ワクワクを共有すること、色んなひとが一緒に笑える時間。
その積み重ねが、きっと安心だったり、心強さにつながるのかもしれない。ということ。
年齢や障害の壁を越えるのって、普通の生活の中では難しさを感じるところですが、オドリノタネでは、いつの間にかお互いを尊重し合う気持ちが生まれます。 それは、災害時に限らず、子育て中の人や介護をしている人など、日常の中で孤独感を抱えてしまいがちな人たちにとっても、心の助けになるのかもしれません。

特別なこの日、あんよ前の赤ちゃんから大人まで、大勢の方が参加されました。 初めましての方は最初ちょっと緊張されていたようですが、気がつけば笑顔。 体も自然と動いちゃう。 人がたくさんいると、いつもの会場も狭く感じてしまいますが、そこがまたお祭りみたいに賑やかで楽しいのです。
 

今回のオドリノタネも、踊ってるつもりはないのに、あら!素敵!という瞬間がたくさんありました。
指差しする赤ちゃん、車椅子でカッコイイポーズを決める青年、恥ずかしがり屋の女の子。 様々な人がいて、それぞれ皆んな違っていて。 まさに世の中ってこういう姿なんだよな〜と改めて思いました。
 
みんな違うけど、手と手をつなげば、みんなが楽しい。 それだけで十分、人との温かなつながりを感じられる気がします。 オドリノタネでの小さな経験が、日常の暮らしの中で芽生え、花が咲き、いつか実になるといいな。
すぐそこまで来ている春を前に、そんな思いを巡らせました。 (いとう いづみ)