すべての人にアートを

仙台を拠点に活動するNPO法人アートワークショップすんぷちょの活動ブログです。

大人も子供も踊り納め!クリスマスダンスパーティ

2016年最後のオドリノタネは12月24日(土)のクリスマスイブ。
この日の参加者は、なんと約40名! 一年を締めくくるのに相応しい、賑やかで楽しいオドリノタネになりました。
みんなで輪になり、お馴染みの「イエーイ!」からスタート。 あちこち動いて出会った人に「イエーイ!」と両手をタッチ。 常連さんも初めましての方も、それだけで緊張がほぐれて笑顔になります。
  

みんなが笑顔になったところで、早速のダンス! お馴染みの曲や、舞台公演で使われた曲が次々と流れる中、みなさん自由に踊っていました。 途中、パフォーマンスクラスのダンスが始まると、会場の空気が変わりダンスパーティから即興の舞台へ。

 

さすがのパフォーマンスにドキドキしていると、そこからまた、みんなを巻き込んでのダンス! FRaGmentのあの興奮を思い出します。 今回のオドリノタネはダンス!ダンス!とにかくダンス! 大人は子供みたいに無邪気に、子供たちはパワー全開でキラキラと輝いていました たくさん踊ったあとは、手作りクリスマスケーキをみんなで飾り付け。 生クリームとイチゴたっぷりで美味しかった!

心地よい疲労感のなか、大人たちは甘いケーキに癒されておしゃべり、子ども達は異年齢で集まって何やら遊びが始まっていたり、なんだか大きな家族みたい。 このファミリー感がオドリノタネの魅力のひとつでもあるなぁと感じました。 新しい年も皆んな元気で一緒に踊るのを楽しみにしています。

 年が明けて最初のオドリノタネは、1月14日(土) せんだい演劇工房 10-BOX box-3です。ぜひ ご参加ください! (いとう いづみ)

「家族みたい!」

12月17日のオドリノタネ。

朝起きると、雪で真っ白。
真冬を思わせる日なのに、12名の方が足を運んでくださいました。

お互い、初めましての方も多いので、今の気持ちを色に例 えて、自己紹介。朝見た光景、白と応えた方も多かったですが、黄色、オレンジ、赤、とカラフルな答えがありました。
そして、自分の名前と、相手の名前を、お手玉を投げながら、呼び合います。さん付ではなく、下の名前や、ニックネームで呼び合うと、だんだん、年齢の壁がなくなっていくみたい!

名前と顔を覚えたら、ちょっと、レベルアップ。それぞれ、自分のポーズを考案し、そのポーズをしながら、相手を呼び合う。ちょっと、おかしな、個性的なポーズを、一緒にすると、だんだん、その人のことが、分かってくるみたい。

       

沢山、相手のことを知ったあとは、思い切り、身体を動かそう!大きい和室を、フルに使い、赤ちゃんのように、ゴロゴロ転がったり、腹這いをしたり、膝をついて、ハイハイしたり、フラフープを使い、枠くぐりしたり。

いつも、2足歩行なのに、赤ちゃんの視線で動くと、ちょっと、気分も違うかな?
       

最後は、いつもの曲で、思い切り、踊る!
途中、色んな人の動きを真似てみたり。
子ども達は、自分が真似される番になると、嬉しそうに、ダイナミックに走り回る。

        
今日、参加したみんなは、下は未就学児から、上は、じいじ、ばあば世代の人もいて。

女の子も、男の子も、おばさんも、おじさんも。

みんなで一緒に、身体も頭もつかって動くと、なんだか、他人じゃないよう。

まるで、これは、大家族!

実際に、初めましての大人たちと子どもたちが、きゃーきゃーと、仲良く遊ぶ場面が、多々見られました。日常では、あまり関わりがないような年代や、障害がある人とも、いつの間にか、家族のような距離感になれる、オドリノタネ。

最初、参加するときは、ちょっと、ドキドキ緊張するかもしれないけど、大丈夫。
ここでは、「違う」ことも、当たり前。
みんな、きっと、受け入れてくれるから!

次回、オドリノタネは12月24日(土)!
は!クリスマス!
と、いうわけで、オドリノタネ終了後、小さいクリスマスパーティーをします!
ケーキと温かい飲み物で、ファミリーパーティーのような、楽しいひと時を過ごしましょう。(さとうじゅんこ)

【詳細】
12月24日(土)10事半~12時 ダンスワークショップ
12時~13時45分 クリスマスパーティー
場所
せんだい演劇工房10-BOX box2

クリスマスパーティー参加費】
一律200円(1人あたり)
※ケーキ、飲み物代です
申込・問合せ
メール sunp.yoyakumail@gmail.com 
(件名に「オドリノタネ」、本文に①ご参加する方のお名前、②年齢、③電話番号、④ファミリー割の有無を明記してお送り下さい)
TEL 070-5017-5904 (すんぷちょ)

売る人も買う人も嬉しいクリスマスの贈り物~たがさぽのX'mas雑貨市~

12/4(日)多賀城市市民活動サポートセンターにて『たがさぽのX'mas雑貨市』が開催されました。
雑貨市をきっかけに、社会支援活動を行う団体に興味や関心をもってもらい、売り上げの一部がその支援活動につながって行くという、売る人も買う人も嬉しいイベント。
障害者支援や子育て支援、福祉関係やフェアトレード、動物愛護、まちづくりなど。様々な団体が参加されていました。
         

すんぷちょは昨年に続き2度めの出展。 今年用意した商品は、おなじみのプラ板ブローチの他、不思議なクリスマスカード、舞台公演「FRaGment」で大人気だった「かっぱの皿」を製作した「ちくちく屋さん」の新作など。 すんぷちょらしい、可愛いだけじゃなくユーモアのある雑貨が賑やかに並びました。
  

オープンと同時にたくさんのお客様がみえて、スタッフ2人はあたふたと最初は十分な対応が出来なかったかもしれませんが、次第に接客にも慣れてきてお客様とたくさんお話もできました。 たがさぽの雑貨市は、お客様がみなさん温かい! 商品だけでなく、すんぷちょの活動内容についてもご質問を受けたり、ワークショップに興味をもって下さる方も多く、とても嬉しかったです。

このイベントが特別だなぁと感じたのは、お客様も出展団体も子供から高齢の方、障害のある人もない人も一緒に参加していたこと。 売る人も買う人もニコニコと楽しそうでした。 雑貨市は1日で終わりですが、そこから広く支援活動へつながっていく可能性を感じています。
    

他の団体の方と交流の機会を持てたことで、仲間が増えたような心強さや、これからも頑張ろう!という励みにもなりました。 また、事前の交流会や団体紹介のための配布物、展示物の作成など、たがさぽスタッフさん達の温かいサポートに大感謝です。 来年も呼んで頂けたら嬉しいなぁと思いを馳せながら帰路についたすんぷちょスタッフでした。
 

スタッフ渾身のクリスマス雑貨は、ありがたいことにほぼ完売となりましたが、「12/24のオドリノタネ クリスマススペシャル」に向けて、少しではありますが追加製作中です。 雑貨市に行けなくて残念!という方、大切な人や自分のために何か手作りのクリスマスプレゼントが欲しいなぁという方。 ぜひ手に取ってみてくださいね。 (いとう いづみ)

12月オドリノタネ日程と場所

身体だけじゃなく、意外と頭も動かします

いよいよ冬到来!
お日様は出てても、冷たい風が身体に突き刺すよう。

この日のオドリノタネに来てくれた、11人の中でも、風邪っぴきさんがチラホラ。
さむいい・・・なんて、つい、身体も縮こまりがち。

「もし、自分が宇宙人なら、今、なんて考えてる?」なんて、お題付きの自己紹介で、ユニークな回答続出に、心がほぐされながら、自分で自分の身体をサスリサスリ。

 

そして、それぞれの動きのマネをしながら、身体を伸ばしたり、手足をブラブラしたり・・・。それだけで、身体中がポカポカしてきたよ!(これは、家でも気軽にできそう!)

       

心も身体もウォーミングアップできたら、ちょっと、頭も使う、ゲームに挑戦。お馴染みの「だるまさんが転んだ」もするも、「みんなで一本のマジックペンを、だるんまさんがころんだに合わせて、みんなで渡し続け、最終的には、ペンをもった人だけが、鬼にタッチできるが、鬼に、だれがペンをもっているか、バレてしまったら、鬼の勝ち」ルールが追加さ れました!

       
「二人組の鬼にしてほしいこと(壁際に椅子を並べて座る、コートを着せ合うなど)を、事前に決めて、何も知らない鬼が、色んな動きをし、その動きが、正解に近いと、みんなは拍手し、その拍手で、鬼が正解を推理する」ゲーム。

 

       
「みんなで狭い輪を作り、目を閉じて、手を伸ばし、手が触れ合った人と握手をする」ゲーム。(手を握る不思議な感覚!)

 

         
「1枚のティッシュを、手を使わず、落とさないよう、身体から身体へ、リレーする」ゲーム。

 

       
「2人組、背中合わせになり、手の甲に10円玉を載せ、組対抗で、10円玉を落とし合う」ゲーム。

これ、大人も子どもも、性別も、身体の大きさ、運動神経の良さ、なんて、問題じゃないんです。よく考え、工夫し、いつもは、なかなかしない方向へ身体を動かし、いつの間にか、夢中になっている。普段、身体は無意識に動いてて、頭だけで、理論的、効率的に考え、行動することを重視しがち。

でも、こういうゲームは、身体だけじゃなく 、頭だけじゃなく、どちらも、バランス良く、動かなくちゃだめなんだ。最初は、結構、難しいけど、だんだん、頭と身体の動きが、一致するのが、楽しくなるよ。

え?この説明だけじゃ、どんなゲームか、分からないって?
じゃあ、次のオドリノタネに来て、実際にやってみてよ!(さとうじゅんこ)

12月オドリノタネ日程と場所

神様?子ども?の言う通り~誰もがリーダーになれる瞬間~

今にも冷たい雨が降ってきそうな寒空の下、11月19日のオドリノタネには11名の方が参加してくれました。
 

寒ーい!と背中を丸めて集まってきたけど、そんな寒い空の上では神様は何を思っているのだろう…という子ども達の発案で、いつもの自己紹介と共に、皆が思う神様のキモチまたはコトバを聞いてみることから始まりました。

「寒い、雨だなぁ」「大丈夫だよ~」「ゆっくり休め」、神様のキモチ・投げかけてくれるコトバは様々で、へぇ~なんて皆で言い合いました。今度はそれに音と動きをつけたらいいんじゃない?と誰か。
「ボン、ブシュー」「ん~ぱぁっ」「とんとんとんとん」
そんな一人ひとりの動きも続けて繋げてみれば、神様のキモチがあっという間に振り付けに変身!
オモシロイ!その頃には丸まっていた背中もシャキーンと、体もホカホカになっていましたよ。
ホカホカついでに、互いの背中をゴシゴシ…更に体を目覚めさせます。
 

2人組になり、暖まった背中同士をくっつけて座り、離れないようにモジモジ動いたり止まったり、寝転んだり。お尻で歩くのは難しく、しかもくっつきながらなので、モジモジ動く姿は虫がちょっとずつ動いてるようで不思議。終いには体の一部をくっつけたまま移動して、形やペアを変えたり集合体になってみたりすると、誰かを体のどこかで感じながら繋がっている…そんなあったかい形に。

皆の心も体もひとつになったな~なんて感じた後は、子ども達の提案でまさかの椅子取りゲーム!
参加者の一人が持参してくれたノリノリの音楽に合わせて、白熱!更に、先ほどの神様のキモチの踊りで、椅子の周りをグルグル回ります。可笑しいやら真剣やらで、笑いすぎた椅子取りゲームでした。

最初から最後まで、神様のキモチがキーワードだった気がする今回のオドリノタネ。
ファシリテーターは居りますが、子どもをはじめ、参加者の皆さんがこれをやってみたい!となれば、今回のように試させてくれます。それが思いの外オモシロイ!なんてことはしょっちゅうです。

          

誰もがリーダーになれるオドリノタネ、楽しいんじゃない?ってことを提案してみませんか。 次回は11月最後の26日、場所は演劇工房10-BOX・box3です。お待ちしております!(すがわらかずえ)

12月オドリノタネ日程と場所はこちら!

せーの、はいっ!で汗だくでマッスルジャッキー!

寒さも本格化してきた11月12日、毎週土曜日開催のダンスワークショップオドリノタネは、せんだい演劇工房10-BOXで開催されました。
常連のみなさんや、初めて遠方から参加してくれた方、いつも車椅子で来てくれる方など、12人の参加者でゲームも交え、身体をほぐしましたよ。
  
はじめはボールを回しながら、自己紹介。
ボールを使って、名前のポーズを即興で出していきます。ボールが回ることで、だれの番なのか、どの人にいまスポットライトがあたっているのかがはっきり分かります。
私は1歳の娘を連れていったのですが、ピンクのボールの行く先を目で追っていました。
ボールが回ってきた娘、「はい」と渡すと、ゆっくり床にぽとっと落としました。そのゆっくりさ、間、がなんだかコミカルで面白かったです。
これが彼女のボールのポーズ!ボールが回ってくる度にぽとっと落としていました。

タイトルのマッスルジャッキーは、円になって行う「せーのっはい!」というゲームでの掛け声。

このワーク、「はい」の時に左右どちらかを向いて、隣の人と向き合えば、握手をしながら場所を入れ替わり、誰とも向き合わなければ「悲しいポーズ」をするというルールがあります。
「悲しいポーズ」はいつも子どもがその場で考えるのですが、この日のポーズが「マッスルジャッキー!」言葉の意味は、、わかりません!(笑)
でもこのポーズなかなか激しいようで、みんな息切れしていました。
言葉ではこの楽しさ伝わらないので動画でどうぞーー!

今回、はじめて参加してくれた女性の方が、SNSで素敵な感想をアップしてくれましたので、ご紹介します。

学生のときからずっと憧れていた、すんぷちょさんのワークショップへ。

人と目を合わせる、肌に触れる、、耳をすませる、、、。
『考えなくていい』というより、『感じる』というより、、、なんというのでしょうか。
もっともっと深い部分で、気がついたときには『居心地がよい』と感じている自分がいました。

呼吸、体温、からだのうごき。どこをとってもほんとうに、誰も、みんな、この世にはたったひとりなんだと思いました。
目の前のひとが、もう、そこに居るってだけで凄かったです。


オドリノタネの居心地の良さって、どこからくるのでしょう。
母親の腕の中の赤ちゃんから付き添いのガイドヘルパーさんまで、1人1人の存在が丁寧に扱われている、尊重されている、ファシリテーターの西海石みかささんおワークの根底に流れるそんな想いが参加者に伝わって、広がっていった結果なのかなぁと思います。
人と意識的に視線を合わせたり、呼吸を感じたりするのって、普段の生活では見落としがちですが、そういう丁寧なコミュニケーションがオドリノタネでは自然と生まれます。簡単なルールのゲームでも他人と関わることを重視して行うことで、豊かな時間が流れるのだぁと思います。

そんなオドリノタネを紹介してくれる素敵なコメントでした!ありがとうございました。

さて12月の日程と場所を公開しました!12月24日の開催はクリスマスイブということで、12時の終了後にみんなでケーキを囲んで小さなクリスマスパーティーをしたいと思います。ご参加お待ちしてます!(おいかわたかこ)

11月開催オドリノタネ日程と場所

12月開催オドリノタネ日程と場所

 

チラッチラッゴシゴシ!ポンッ!聴こえてくるオドリノタネ

いよいよ寒さが本格的になってきた11月。
5日に行われたオドリノタネは、大人4名、子ども1名の方に来ていただきました。
はじまりはいつもと少し違って、イスに座って円になりました。
          
そして、ピンときた持ちものになりきって言葉と、それから動きと音で自己紹介!
タオルですとゴシゴシーゴシゴシーや、ペンですとサラサラーサラサラーなどそれぞれ動きをつけて紹介していきました。
         
そして、それを音楽をつけてやってみよう!ということで、音楽に合わせて、みんなの動きを合わせていきました。 チラッチラッチラッ ゴシゴシーゴシゴシー ポンッ キュッ ンー などなど!
何度も練習しながら、覚えていくと、だんだんとみんなノリノリに! そして・・・偶然にもピッタリと曲が終わりました! これには本当にびっくり!すごい! 立派なオドリが育ちました。
          
オドリノタネでよく踊るたまごやきのダンスの曲があるのですが、それもみんなのアイディアから。
今回作った曲を作っている間にも、作ったときの思い出がチラと。 踊った思い出を共有することはあるけれど、作った思い出を共有できるってなんだかおもしろいなあと思うのでした。(きくちまお)

11月のオドリノタネ場所と日程はこちら!