すべての人にアートを

仙台を拠点に活動するNPO法人アートワークショップすんぷちょの活動ブログです。

ダンスに後ろに?がつくワケ

6月に入りました。 そろそろ1年も折り返しだなあ、としみじみ振り返ることの多い今日このごろです。
さて、今回は6月4日のオドリノタネの報告ですが、みなさんはオドリノタネのチラシってみたことありますか?
よく見てみると、謳い文句のひとつにダンス?ワークショップと「?」がついているのです。
なんでだろう?ダンスとはちがうの?
もちろん振り付けがあって音楽に合わせて踊ることもあるけれど、この「?」があるからこそ色んな方が楽しめるのかもしれません。


この日は大人7名、子ども6名が参加してくれました。
定番になりつつある輪になって自己紹介をするワークや音楽に合わせてみんな近くの人の背中をゴシゴシこしったりして距離を縮めていきます。
それから、向かい合わせで手を重ね合い、片方が目をつぶりゆっくり動きを先導するちょっと静かなダンスをしました。 目をつぶる人は自分の身体を感じながら、合わせる人は他人に身体をまかせて。
久しぶりに参加したというお母さんは「普段動かせないところが動かせて気持ちいい」「おもしろーい」と笑顔を輝かせてながら感想をおっしゃってました。

大人はダンスにどんどん夢中になる中、子どもたちは遊ぶことに夢中でした。
ですが、だんだんと雰囲気が伝わり踊り出す子も。
最後の曲では、大人たちの輪に囲まれて一生懸命遊ぶ子どもたちにほっこりしました。
終わりに子どもたちのポーズをみんなで真似をして、フィニッシュ!
みんなそれぞれ好きなことをしていたのに、一体感が生まれるのでした。

子どもたちはダンスにすべて参加ていないけれど、それでもいい。 障害をもっている人も自分の出来る範囲で、お母さんも少し周りに託して。 ダンスに限らず自分の純粋に楽しめる時間を。 ダンスの時間だけれど、こういった豊かさをくれるからこそ?がつくのかもしれません。 ほっとするオドリノタネです。(きくちまお)