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仙台を拠点に活動するNPO法人アートワークショップすんぷちょの活動ブログです。

大人が魅せるオドリノタネ

5/21土曜日。せんだい演劇工房10-BOXで行われた「オドリノタネ」の報告です。
いつものオドリノタネは、子供たちの賑やかな声が飛び交い、その元気パワーに大人が刺激を受けることが多いのですが、今回は子供が少なかったせいか、いつもよりしっとりと、でも濃密で情熱的なオドリノタネになりました。

まずは恒例の自己紹介と名前を呼び合うことから。 最初はちょっと緊張気味で、お友達や家族など身近な人の名前を呼んでしまいますが、慣れてくると色んな人の名前を呼んでみたくなります。
呼ばれるほうもなんだか嬉しいのです。


名前を覚えたら、今度はそれぞれの名前に動きもつけます。 リズムよく次の人に動きを繋げていくのは難しいけれど、次第に連帯感が生まれ動きもスムーズに。 少しずつ体を動かして、音楽も合わせることでどんどん体が自由に楽しくなっていきます。

今回初めて参加された20代の女性と、そのお友達でいつも参加されている男性の「スキマを埋めるダンス」が、大人っぽく魅力的でドキドキしました。 おふたりとも普段からダンスをされているので、芸術的な表現が自然にできてしまうのかもしれませんが、とてもカッコよかったです。


他の参加者も大胆な動きだったり、逆に目立たないけれど密かに繊細な動きをしていたりと、計算された大人の表現が素敵でした。 オドリノタネって実は、お子さん連れだけでなく若者やご年配の方も参加されてたりするのです。 お友達と一緒も楽しいですし、おひとりでフラリと来ても(最初は緊張するかもしれませんが)、気がつけば名前を呼んだり呼ばれたり、みんな友達みたいになっています。
50歳と3歳が友達なんてことも自然にあるのが面白い。


オドリノタネに参加すると、1時間半という短い時間なのに、ダンスを通じたコミュニケーションによって自然に人との距離が近づいていることを感じます。
その距離感が刺激的だったり、ある時は心地よかったり。また一緒に踊りたい〜!と思わせるのです。

次回5/28(土)の会場は、アクセス便利な宮城野区中央市民センターの第一会議室です。
はじめての方も、おなじみの方もぜひご参加下さい。(いとういづみ)

オドリノタネ6月7月開催場所(すんぷちょ公式HP内)